断酒すれば男性機能が向上!体に及ぼすメリットを紹介!

断酒すれば男性機能が向上!体に及ぼすメリットを紹介!

もし、アルコールを多く飲むほうだという自覚がある人が、男性機能の低下を感じるようになっていたら、断酒をしてみてください。
断酒によって「男としての自信」が回復することが、医学的に証明されています。

お酒は煙草と異なり、絶対的な害悪ではないのですが、多量のアルコールは確実に毒になります。
この記事ではあえて、アルコールの悪い面だけにフォーカスを当てます。
アルコールが男性機能に与える悪影響を解説し、断酒の効果を紹介します。

2種類のアルコール被害

アルコールによる男性機能の被害には、直接的なものと間接的なものがあります。
直接的な被害とは、アルコールがダイレクトに、男性機能に関係する臓器や器官や組織にダメージを与えることです。

一方、間接的な被害とは、アルコールが病気を引き起こし、その病気が男性機能に関する臓器、器官、組織に障害を与えることです。
例えば、ED(勃起不全)は、間接的被害になります。

2つの被害状況をみていきましょう。

アルコールによる直接的な被害

アルコールは、精巣と男性ホルモンに直接的な悪影響を及ぼすことがあります。
詳しく解説していきます。

飲酒によって精巣が萎縮する

精巣は、いわゆる睾丸のことです。

  • 精子をつくる
  • 男性ホルモンをつくる

という2つの役割があります。
男性は胎児のころから、精巣のなかの精細管という部分に、精祖細胞を持っています。
思春期になると精祖細胞から精母細胞がつくられ、精子細胞になります。

精子細胞が成熟すると、頭と尾でできたおなじみの「オタマジャクシ」のような形になります。
成人の精巣内では、1日約3,000万個の精子が生まれています。

アルコールを大量に、かつ慢性的に摂取すると、精巣が萎縮することがあります。
精巣が萎縮すると精子の誕生に不具合が生じ、不妊症の原因になります。
子供をつくることができなくなることから、精巣へダメージは、アルコールによる悪影響の最悪の結果といえます。

アルコールを常時飲用していると、体内にアセトアルデヒドという成分が蓄積されてきます。
アセトアルデヒドは強い毒性を持つので、精巣にも悪影響を与え、萎縮という形になって現れることがあります。
子供がほしい人は、アルコールの飲みすぎに十分注意するようにしてください。

飲酒によって男性ホルモンが減る

精巣でつくられる男性ホルモンのことを、テストステロンといいます。
過度なアルコールの摂取はテストステロンの分泌を妨げます。

テストステロンは女性も持っていますが、男性のほうが多く持っています。
そして、男性をいわゆる「男性らしく」しているのはテストステロンです。

女子陸上界では、テストステロンの値が生まれつき一般女性の3倍ある女性選手が、「男性の性能を持っていることになりフェアでない」と非難されたことがあります。

テストステロンは、筋肉を増やしたり、筋肉の強度を高めたりします。

男性機能の面では、性欲を生み、勃起を成立させます。
アルコールによってテストステロンが減ると、性欲減退やEDのリスクが高くなってしまいます。
また、筋肉の量や強度も減るので体力的にも衰えるので、性欲減退につながります。

アルコールによる間接的な被害

アルコールと病気

男性機能は、精巣や陰茎や男性ホルモンなどの臓器、器官、組織によって支えられているわけですが、他の臓器、器官、組織が病気になっても男性機能が低下することがあります。
それは、体内のすべての臓器、器官、組織は、なんらかの形でお互いに影響し合っているからです。

アルコールの飲みすぎがさまざまな病気を引き起こすことは、よく知られています。
それらの病気のなかには、性欲減退やEDにつながるものもあります。
アルコールによる間接的な男性機能被害として「アルコール→特定の病気→男性機能の低下」のパターンを踏むケースを紹介します。

「アルコール→肝臓の病気→男性機能の低下」のパターン

アルコールによって破壊される臓器と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは肝臓ではないでしょうか。
大量のアルコールは人の体にとって毒になりますが、それを無害化しているのが肝臓です。
そのため、アルコールを飲みすぎると肝臓が疲弊して病気を引き起こします。

肝臓病の症状の1つにEDがあります。

「アルコール→脳や神経のダメージ→性的興奮の減退」のパターン

アルコールを飲むと、頭が冴えわたる感覚が得られることがあります。
これは、アルコールが脳に刺激を与えるからです。
アルコールは、理性を司る大脳皮質の活動を低下させて、本能や感情を司る大脳辺縁系を活性化させます。

アルコールが適量の場合、脳への刺激はプラスに働きますが、飲みすぎると途端にマイナスに変わります。
大量のアルコールは脳と神経に大きなダメージを与え、意識障害、眼球運動の麻痺、運動失調、認知症の原因になります。

脳と神経が障害されると、性的興奮が発生しにくくなります。
性的興奮は、「エロティックな体験」や「エロティックな状況」が引き金になって発生します。

若い健康な人は、エロティックな体験をすると瞬時に性的興奮を引き起こしますが、実際はエロティックな体験と性的興奮の間には、以下の様な3つの作業が存在します。

  1. 神経による情報収集
  2. 神経から脳への伝達
  3. 脳内での認識

アルコールによって脳と神経が障害されると、この3つの流れ作業がうまくいかなくなるので、エロティックな体験をしても、性的興奮が得られなくなります。

「アルコール→循環器の病気、または糖尿病→ED」のパターン

心臓と血管を合わせて循環器といいます。
大量のアルコールは循環器の病気の原因になり、循環器の病気はEDを引き起こすことがあります。

アルコールは、不整脈や心肥大、心不全といった、重大な心臓の病気のリスクを高めます。
また、アルコールは糖尿病にも深く関わっています。
糖尿病は血管をボロボロにするので、循環器の病気と考えることもできます。

勃起は、性的興奮によって陰茎のなかの海綿体に大量の血液が流れ込んで完成します。
そのため、血液を流す心臓や血液の通路になっている血管がダメージを受けると、勃起しなくなります。

断酒を考える

断酒

アルコールを飲みすぎている自覚がある人、または男性機能の低下を回避したい人、またはEDを発症してしまった人は、断酒をしてみてはいかがでしょうか。
断酒とは、自らの意思でお酒を飲まないようにすることです。

一方で節酒は、アルコール摂取量を減らすことです。
飲みすぎには、節酒も悪くないのですが、不十分な部分があります。
節酒の場合、アルコールに接する頻度は変わらないので、最初はうまくコントロールできていても、誘惑に負けやすくなります。

アルコール問題を解決すると決断できたのであれば、きっぱりと断酒をしたほうがよいでしょう。

自分でできる断酒法

断酒は誘惑との闘いです。アルコールの誘惑は強敵です。そのため、誘惑と真っ向勝負したのでは勝ち目はありません。誘惑と闘わないようにしましょう。
そのためには、そもそもアルコールと出会わないようにします。

夜の外食はアルコールの誘惑の宝庫です。
そのため、夜の外食は控えましょう。

ただビジネスパーソンの場合、夜の外食を避けられないことがあります。
そのような人は「酒飲まないキャラ」を確立、もしくは演じてみてください。
飲み屋やレストランに出かけて、店員から「お飲み物はどうしますか」と聞かれたら、瞬時に「ウーロン茶」と言えるようにしましょう。
もちろん、ウーロン茶ではなく、コーラでもオレンジジュースでもミネラルウォーターでも構いません。

瞬時に言うことがポイントです。周囲に対して、アルコール飲まない宣言になるからです。
迷ったすえに「やっぱりウーロン茶で」と言ってしまうと、周囲の人は「いいから、ビールを飲みなよ」と勧誘するでしょう。

同僚や友人と会食するときアルコールを飲まないと場を白けさせてしまう、と心配する必要はありません。
最近、ソーバー・キュリアスという考え方が広がりつつあります。
ソーバー・キュリアスとは、お酒は飲めるけど、あえて飲まないようにしているスタイルのことです。
また、かつてはアルコールを拒否している人にお酒を強要することは珍しいことではありませんでしたが、現代ではパワハラやアルハラと認定されます。

安心してください、断酒の環境は整っています。
飲まないと決めたら貫きましょう。

断酒の健康効果と男性機能への効果

断酒はダイエットにも

断酒を敢行すると健康になることが期待でき、その延長線上には、男性機能の回復があります。
断酒が、男性機能を低下させる肥満、肝臓病、糖尿病、心臓病のリスクを減らすからです。

断酒のメリット:ダイエット

断酒をすると、ダイエット効果が得られます。
お酒を飲む人が肥満になりやすいのは、アルコール飲料のカロリーに加えて、多くの食事を摂るようになるからです。
アルコールは、食欲を促進する脳細胞を刺激するので「もっと食べたい」と思ってしまいます。

肥満は、肝臓病、糖尿病、心臓病のリスクを高めます。
断酒によってダイエットに成功すれば、男性機能に悪影響を与える肝臓病、糖尿病、心臓病のリスクを低減させることができます。

断酒のメリット:肝機能の回復

断酒をすれば肝機能の回復が期待できます。
肝臓が元の状態に戻れば、男性機能が回復する可能性も高まります。
ただ「100ライン」を知っておいてください。

肝機能を示す指標にガンマGTPがありますが、この数値が100を超えると赤信号が灯ります。
ガンマGTPが100以下なら、断酒で肝機能が回復する可能性があります。
しかし、ガンマGTPが100を大きく上回ると、もう断酒では肝機能の回復を期待できなくなります。
お酒が好きな人は、ガンマGTPが100を上回る前に断酒を実行しましょう。

断酒のメリット:血糖値改善、糖尿病予防

アルコールを大量に飲むと、肝臓がアルコールを分解して、血中に大量の糖を放出します。
これが糖尿病を引き起こします。
アルコールをやめれば、糖が血液中に流れるのが止まるので、血糖値改善や糖尿病予防になります。

糖尿病の治療中の人は、医師から禁酒が指示されるはずです。
飲酒は、糖尿病患者さんの致命傷になりかねないからです。

糖尿病になってから禁酒しても、糖尿病になる前に禁酒しても、お酒を「我慢する量」は同じです。
しかし、メリットの大きさは、糖尿病になってからの禁酒と糖尿病になる前に禁酒では大違いです。
禁酒をして、糖尿病の発症を防いで、男性機能の維持、向上を目指しましょう。

断酒のメリット:心臓病予防

断酒は、心臓病の予防に貢献します。
医学論文サイトThe New England Journal of Medicineに「Alcohol Abstinence in Drinkers with Atrial Fibrillation(心房細動の持病を持つ飲酒習慣のある人の断酒について)」という論文が公開されました。

心房細動という心臓病を発症していて飲酒習慣のある140人を、飲酒量を大幅に減らすグループ70人と、飲酒量を少ししか減らさないグループ70人にわけて、2週間後の状態を観察しました。
飲酒量大幅減グループはアルコール摂取量を87.5%減らし、飲酒量小幅減グループは19.5%減らしました。

その結果、心房細動の再発率は、飲酒量大幅減グループは52.9%(70人中37人が再発)、飲酒量小幅減グループは72.9%(70人中51人が再発)でした。
わずか2週間の断酒(飲酒量大幅減)でも、心房細動の再発を大幅に防げることがわかります。

断酒して、心臓を元に戻して、男性機能の回復を待ちましょう。

アルコールによる健康被害でED治療薬が使えなくなることも

ED治療薬
アルコールで肝機能が低下すると、ED治療薬が使えなくなることがあります。
ED治療薬のほとんどは、重度の肝機能障害を持つ患者さんに使うことができません。
そのため、ED治療をしているクリニックのなかには、肝機能が低下しているED患者さんに対し精密検査を受けてもらっているところもあります。

ED治療薬を飲むと、肝臓に負担をかけます。
もし、肝機能が低下しているときにED治療薬を飲んでしまうと、肝臓をさらに弱め重大な健康被害を引き起こします。
アルコールは、男性機能を低下させるだけでなく、男性機能の治療も難しくします。

まとめ~大酒飲みはもう男らしくない

かつて、大酒飲みが男らしいといわれていた時代がありました。
アメリカ映画では、男性がバーカウンターで、ショットグラスに入ったストレートのウイスキーを一気に飲む姿は格好よく描かれています。

しかし、現代社会においてそのような男らしさは古いといわざるを得ません。
アルコールで体を壊して、そのうえ男性機能が低下したら、男らしさも格好よさも、両方とも微塵も残らないでしょう。

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